たすけっと相馬とは、「災害サポートボランティアチーム」です。
令和4年3月16日の福島県沖地震をうけ、相馬市の団体と市民が中心となったチームを発足しました。
たすけっと相馬の主な活動内容は、大きく3つあります。
災害ニーズ聞き取り
応急措置・片付け作業
軽トラック貸し出し
それぞれの項目について、詳しくご紹介します。
1.災害ニーズ聞き取り
相馬市内にあるお宅を1軒1軒訪問して、被害状況などの聞き取りを行っています。
屋外と屋内、それぞれでどのような被害があったのか
応急処置や片付けの目処は大丈夫かどうか
いま一番困っていることは何か
などのお話をお伺いし、状況やニーズにあわせて、復旧支援を行っています。
2.応急措置・片付け作業
地震で被害のあった屋根の応急処置や、災害ごみの片付け・搬出のお手伝いをしています。
〈屋根の応急処置〉
本格修復までのあいだ、雨漏りしないように瓦の組み直しと応急処置をします。
ご自身で応急処置された方で不安な方も、まずはご相談ください。
〈災害ゴミの片付け・搬出〉
処分する災害ゴミの片付けと搬出をお手伝いします。
「家具を二階から降ろしたいな…」というときや、「片付けしたいけど、人手がなくて困っている」というときなど、まずはご連絡ください。
また、倒れてしまったブロック塀の片付け・撤去作業についても対応しておりますので、お困りの際はお声がけください。
※9月29日きょう現在、ブロック塀の倒壊などでお困りの際は、まずはお電話にてご相談ください。
3.軽トラック貸し出し
災害ゴミの運搬や片付けに必要な車を貸し出します。
片付け作業はひと段落したものの、それらを運ぶ手段がなくお困りの方は、日本カーシェアリング協会【 070 - 1159 - 3443 】までご連絡ください。
(予約受付時間:9:00 ~ 17:00)*
無償貸し出しは、7月31日をもって終了しました。
*事前の申し込み & 予約をもって、貸し出しとなります。
詳しくは、【 こちら 】をクリック!
実際に軽トラックを利用いただいた方の声をご紹介します。
↓↓ 現場でどのように活用されているのかご確認いただけます。↓↓
わたしたちの思い
わたしたちは、「地震の被害から一日でも早く、少しでも安心して暮らせるように」という願いと思いで活動をしています。
3月17日の朝、昨日見た景色とは違う、相馬のまちがありました。ブロック塀は倒れ、屋根瓦が激しく落ち、ガラスが割れた家屋、折れた歩道橋、ぺちゃんこになった倉庫、いたるところ隆起と沈下している道路…
「何とかしなければ」との想いだけではじめた災害ニーズの聞き取りを行ったメンバーや、発災から2日後にはすぐさま片付けや撤去のお手伝いをスタートした市民有志のボランティア、熊本から駆けつけてくれた災害応急の職人チーム。
そうしたそれぞれの動きが、ひとつになり、「たすけっと相馬」が発足しました。
「東日本大震災と去年2月の地震より、ひどい」
まちの人たちは、そう口を揃えました。
誰もが忘れることのない、2011年の東日本大震災。
その10年後に起きた、2021年2月13日の震度6強の地震。
そして、2019年の台風19号と10月25日の豪雨もあわせて、今回で4度にわたる被災。
1軒1軒のお宅を訪問することで分かった、外観だけでは見えない、どこから手をつけていいか分からないほどの被害や、困りごとの行き場のなさと解消の見通しの立たなさ。被害数が大きいために、屋根や家屋の修理に着手できるまでに数ヶ月~1年以上かかると見込まれます。度重なる災害と復旧対応で、精神的なショックやダメージがとても大きいと感じます。
わたしたちは、小さな力ではありますが、ひとりでも多くの住民の方々の困りごとの解消につなげ、安心した生活の再建へとつなげていきたいと考えています。
そして、「たすけっと相馬」の活動に、市内外からあたたかい応援をいただいています。ご寄付や支援物資をご提供いただき、心より感謝申し上げます。その応援のもと、住民の方々の支援や復旧活動に、全力を注いでまいります。
「たすけっと相馬」一同
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